世の中の買い物には様々な選択肢が用意されています。どうしても既製品販売となる物は別として、例えば車なんかを買おうと思っても、車両という既製品は出来上がっているがタイヤ、ナビ、オーディオ、シート、スポイラーなど、どのメーカーかも含めてユーザーが選ぶことが出来る。もちろんノーマルで車だけを買い、オートバックスやその他カスタムショップでそれらを行うことも選択できます。

そこで住宅を考えてみるとどうなんだろうって思う。物がどんどん出る大量消費時代は売り手があらかじめ決めた物を消費者がどんどん買う。しかし現在のような今でも十分物はあるが、自分の望むような物が欲しい。それならば少しくらい価格が高くても致し方ない。。そう考えるユーザーにに対して建築業界としてどこまで取り組めているだろうか?そう考えれば中小工事会社でいうと対応の遅れということになる。

もちろん材料(製品)は今現在でも十分に選択する事が出来る。しかし建築物というのは製品と人による作業(工事)、その2つが提供するものであるからユーザーは作業(工事)してもらう業者を選択できているのだろうか。。

今現在、ハウスメーカーやビルダー(建設会社・工務店)に一括発注方式が主流であるが、建築一式工事における外注業者比率は70%をゆうに超える。中小零細に至っては監督以外全部外注業者であったり、大工以外そうであったりする。となるとユーザーは一生懸命、ハウスメーカーや工務店を選択しても、各専門工事業者を選択する余地は一切持たない。ここ数十年雨漏りを一切起こさなかった防水業者や外装会社を選んだり、特性が好きな大工さんにお願いしたり、本当を言えばユーザーが選択すべきものはまだまだたくさんあるのだと考えられます。そこで自ら好んで選択したものにはユーザーは少しの費用アップは受諾できるものであろうし、そういった環境になれば専門工事業者もコストに縛られ利益を捻出するのに必死になって工事がおろそかになってしまう必要もない。本当に良い仕事をやれば評価される。そういう道も企業として進むことが出来るのです。

こういった方法は以前に少し注目された『CM方式』というものにあたるのかもしれないが、今現在でも確実に面白いと言える。保証についても色々と対策は必要であろうが、そういった場面でエージェントと呼ばれる人達がこの業界にも必要になってくるんではないでしょうか。
当社としてもそういった考えを意識しつつ、それらにIT化を組み込むことで選択と管理の『見える化』が、今後ユーザーに求められていくと考え、取り組んでいかなければと思っております。。