手間請負の職人として頑張っていた頃、独立してから2年ほどたっていた頃でしょうか。仕事をいただいてた会社から連絡があり、その日は午前中~15時ころには1件の現場が完了する日だったんですが、それが終わったら違う現場に行ってくれ!ということでした。

その現場は数年前に建った家らしかったですが、雨漏りか何かでクレームの現場だったようです。会社では人を手配できなかったのか、忘れていたのか急に私に言うのはいいのですが、場所も離れているので終わらせてから向かっても早くても14時くらいにはなってしまいます。そんな時間に到着して大丈夫ですか?終わりますか?と確認しましたがとりあえず行ってくれということなので引き受けました。もちろんその雨漏りの現場の外壁工事は私がしたものではありません。

到着すると何やら不穏な空気。。元請工務店さんの監督を施主さんの奥さんが外に立っていますが談笑しているような雰囲気は一切ありません。やりにくいな~と感じながらもまずは監督にどこを施工したらいいか聞くと結構な範囲でしたので、大急ぎで道具などを準備して既存外壁材の撤去を開始しました。
日も暮れてからも照明をあて、何とか完了することができましたが後かたづけをしていると奥さんが何やら騒ぎ出しました。外壁とフェンスの間に置いていた植木鉢のキュウリの枝が折れている!どうしてくれるんだ!ということでした。フェンス沿いにはいくつかの植木鉢がありましたが、私たちは外壁を施工するためその植木鉢と外壁の間を何度も通っていましたが、その中のキュウリの枝が通路側に少しはみ出ていたため、何度も通っているうちにその枝が折れ曲がっていたのでした。その時の私はまだ未熟でしたので、そんなに大きなことをしでかしたつもりは無く、もっと注意してやれば良かったのですが時間もギリギリで慌てていたもので申し訳ありませんでした。と謝罪し、しょうがないわね。と言っていただけると思っていたら、それで話は済まず大事になり、私の人生で1番とも言える屈辱を受ける日となってしまったのです。そもそもが何をするかもわからず現場に差し向けられ、時間もないということで、クレーム案件であるとか到着時の不穏な空気を意識するのが足らなかったのです。

STANDARD LIFE by RYUSO

きゅうり