会社にしてから特に何の変化もなく職人をやっていましたが、ある人がお家を買われた時の不動産屋さんにお声がけして下さり、その不動産屋さんから工務店さんを紹介していただきました。ありがたいことにその工務店さんとは14年経った今でもお取引いただいております。

しかし、私を入れて職人が4人しかいなかったのに、年末には月に12件以上の発注をいただいたものだから全然仕事が追い付かず追い込まれる日々、、、もちろん現場作業だけではなく見積り業務、発注業務、配送、残材引上げ等々ありますから、実際はほぼ私以外の3人なので順調に進みません。そしてその遅れがまた工期だったり現場の他の業者さんとの絡みだったりに影響し、状況はさらに悪化していきました。今思えば「無理です!これ以上はお断りします!」と言えなきゃいけなかったかなと思うこともありますが、あそこで広がっていかなければ会社は大きくなっていかなかったんだとも思います。

朝から暗くなるまで働いて、暗くなったら透湿防水シートを貼りに行く、騒音苦情が来るから防水テープで仮で貼っておいて次の日中に来てタッカー留めをしようと思っていたら、次の日に来たら風で全部めくれていたとか、、「その場に立ちすくむ」この言葉の状況になった経験はあの時期くらいだと思います。笑
更に状況が悪化した年の瀬は、昼も夜も普通に作業していました。ご近所の皆さんすいません、、、

私もその時はまだ若干26歳でしたので、毎月1000万円を超える受注とその工事、責任、そしてどうにもならない状況に何度も心が折れそうになりました。すべてを放り投げて逃げ出したい状況でした。
しかし当時一緒に頑張ってくれていた職人さんの1人が、夜間作業の合間に行った焼肉屋さんで言ってくれた言葉にすごく助けられたような気がします。

「明日には明日の風が吹く」

それを聞いて私達は気楽になることが出来ました。今日の状況をいくら悲観したって明日はやってくる。なので明日は明日でベストを尽くしていくしかない。好転するか更に悪化するかは明日にならないとわからない。明日の状況を勝手に悪く想像して前日から落ち込む必要なんてないよなって。そう思えることが出来ました。それからも厳しい状況は続きましたが、毎日「明日には明日の風が吹く」そうふざけて言いあっては乗り越えていきました。

そして年が明け、年末に必死で乗り越えたボリューム感を基に売り上げを伸ばしていくことが出来ました。仕事が無い苦労もあれば、仕事をいただけた後の苦労もある。対応・品質・納期、それらは我々工事屋の重要な部分で、14年経った今でも課題山積ではありますが、それはそれでお仕事としてしっかりやっていく。だけどそれだけで人生が終わるわけじゃない。「明日には明日の風が吹く」そうやって今後も生きていきたいなと思いますね

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